furbo
2008年 07月 15日
日本語に翻訳しきれない単語の一つに、形容詞 < furbo >(フルボ) があります。
辞書には「抜け目ない、ずる賢い」とあり、フランス語では人を侮辱する言葉のよう
ですが、イタリア語では、ほめ言葉ともなるのです。
かつて、イタリアでは都市国家群がライバルのごとく存在し、支配者が外から来た
者であることも多かったため、その中であらゆる理不尽・不運に耐えながら生き延
びてゆくのには、頭を使うしかなかったのです。
周囲と自分との関係を良好なものにして幸せになるために、人々を的確に見抜き
知恵を絞る。これも < furbo > なのです。
イタリア人が、人の美点を上手に見つけてほめ、愉しい気分にさせる言い回しを
するのも、こんな事情に結びついているのでしょうか?
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ですが、イタリア語では、ほめ言葉ともなるのです。
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者であることも多かったため、その中であらゆる理不尽・不運に耐えながら生き延
びてゆくのには、頭を使うしかなかったのです。
周囲と自分との関係を良好なものにして幸せになるために、人々を的確に見抜き
知恵を絞る。これも < furbo > なのです。
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by aula-magna
| 2008-07-15 15:06
| ・イタリア語コラム
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