イタリアオペラ翻訳家 とよしま よう のブログです。


by aula magna
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美しいアリアたち(その3)

美しいアリアたち(その3)は、「フィガロの結婚」第一幕より
ケルビーノのアリア「Non so piu' cosa son, cosa faccio」です。

(La famiglia Mozart in un'incisione della fine del Settecento)
f0172744_22124641.jpg     
 もう自分が何者で何をしたら良いのか分らない、
 今、燃え上がったかと思えば
 また凍りついてしまう、
 どんな女性にも平静を失い、
 胸がときめいてしまう。

 愛という言葉だけで
 僕の心は喜びに震え胸は高鳴る、
 そして説明しがたい欲求で
 愛について語らずにはいられなくなってしまう。

     目覚めては愛を語り
     夢の中でも愛を語る、
     水に、草に、湧き出る泉に、
     こだまに、大気に、
     この空しい言葉の響きを
     運び去ってしまう風に。

     そして、もし僕の言葉に耳を傾けるものがいなければ
     自分独りで愛を語るんだ。

    イタリアオペラ対訳双書16「フィガロの結婚」9頁より
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by aula-magna | 2015-03-15 22:17 | ・イタリアオペラの話 | Trackback | Comments(0)