イタリアオペラ翻訳家 とよしま よう のブログです。


by aula magna
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光の春

先日、帰省していた妹と二人で晴れ渡った空の下を散歩し、空気は冷たいけれど
明るく澄み切った陽光の中を歩きながら、母が私たちに語ってくれた「光の春」
という言葉を思い出しました。

動物や植物の中には、気温の上昇より光に反応して冬眠から目覚めるものが沢山あり、
人が寒さに震えていても、芽を吹き、蕾をつけ、春の到来を感じさせてくれる。
これを「光の春」と呼ぶ。
「光の春」という言葉は、暗く陰鬱な冬が長く続くロシア(旧ソビエト)で生まれた言葉。
春とはいえ気温は低いため、人々は太陽の明るさで春を感じる

お天気キャスター倉嶋厚さんの著書『お天気歳時記~空の見方と面白さ~』から
「二月の光は誰の目から見ても もう確実に強まっており、風は冷たくても晴れた日には
キラキラと光る。厳寒のシベリアでも軒の氷柱から最初の水滴の一雫(ひとしずく)が
輝きながら落ちる。ロシア語でいう「光の春」である。
ヨーロッパでは二月十四日のバレンタインの日から小鳥が交尾を始めると言われてきた。
日本でも二月にはスズメもウグイスもキジバトも声変わりして、異性を呼んだり縄張りを
宣言する独特の囀(さえず)りを始める。ホルモン腺を刺激して小鳥たちに恋の季節の
到来を知らせるのは、風の暖かさではなく光の強まりなのである
俳句歳時記の春の部には「鳥の妻恋」という季語が載っている。

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by aula-magna | 2015-02-04 00:46 | ・日記 | Trackback | Comments(0)