ノーベル文学賞
2011年 10月 12日
今年のノーベル文学賞は、スウェーデンの80歳の詩人、トーマス・トランストロンメル
に決まりました。私は常々言語の異なる国々の作品の中から、どのようにして文学賞を
選ぶのか不思議に思っていました。
文芸評論家の加藤典洋氏によるとスウェーデン・アカデミーの人に「ノーベル文学賞を
とるには何が一番大事ですか?」との問いに「良いスェーデン語の翻訳があること」との
返事が即座に返ってきたとのこと。そして英語やスウェーデン語で書かれたか翻訳され
たもの以外は賞の対象にならないのだそうです。
またデイヴィット・ダムロッシュは世界文学とは翻訳文学のことであり、良い翻訳文学
とは、翻訳することでより豊かなものになったものをいうとあります。
川端康成はノーベル文学賞を受賞したとき、訳者のサイデンステッカーに、賞金を半分
受け取って欲しいと申し出たそうです。
翻訳の難しさ、またその醍醐味には果てしないものがあります。
に決まりました。私は常々言語の異なる国々の作品の中から、どのようにして文学賞を
選ぶのか不思議に思っていました。
文芸評論家の加藤典洋氏によるとスウェーデン・アカデミーの人に「ノーベル文学賞を
とるには何が一番大事ですか?」との問いに「良いスェーデン語の翻訳があること」との
返事が即座に返ってきたとのこと。そして英語やスウェーデン語で書かれたか翻訳され
たもの以外は賞の対象にならないのだそうです。
またデイヴィット・ダムロッシュは世界文学とは翻訳文学のことであり、良い翻訳文学
とは、翻訳することでより豊かなものになったものをいうとあります。
川端康成はノーベル文学賞を受賞したとき、訳者のサイデンステッカーに、賞金を半分
受け取って欲しいと申し出たそうです。
翻訳の難しさ、またその醍醐味には果てしないものがあります。
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oliva16 at 2011-10-12 19:43
私もこの朝日新聞の記事、読んでスクラップしました!私自身のしている仕事では、日本語力が問われたり自分の文学的センスが求められるほどのことはありませんが、でも外国語で書かれたものを日本語に置き換える仕事はやりがいがありますね。
0
by aula-magna
| 2011-10-12 00:21
| ・日記
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Comments(1)