イタリア語って面白い! aulamagna.exblog.jp

好きなリンク先を入れてください

イタリアオペラ翻訳家 とよしま よう のブログです。


by aula magna
プロフィールを見る
通知を受け取る
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

カルミナ・ブラーナ


11~13世紀に書かれたと推定される歌を集めた世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」は、
躍動感溢れる詩の数々から成り、これを作曲したカール・オルフは次のように述べている
と知りました。

「この本を入手した1934年の聖木曜日は忘れられない。本を開くと最初のページに、
昔から名高い『車輪を持った運命の女神』の絵があり、.............. 絵とその言葉は私を
とりこにした。すぐに新たな作品、歌って踊る合唱団を用いた舞台作品が思い浮かんだ。
数日間で最初の『おお、フォルトゥーナ』の下書きのスコアを終えた。詩の膨大さを思って
ほとんど茫然自失しながらも一晩徹夜して第二の合唱『フォルトゥーナのつれなきに』を、
そして復活祭の朝には、第三の合唱『よくぞ訪い来し』を書き上げた。」
                                       (石田一志氏の解説より)
「カルミナ・ブラーナ」<第一部:春>より抜粋
                         (とよしま洋訳)
ほら 待ちに待った愉しい春が歓びを連れてきた。
草原では木々に花が咲き、太陽が万物を照らす、
悲しみは捨てよう、夏が戻る、厳しい冬は立ち去った。

霜や氷が融けた、何もかもが融け去った。
寒さは逃げ去り、夏の豊かさが春を呼ぶ、
生きる歓びを感ずることなく心ときめかぬ者は可哀想! 

蜜のような喜びに酔いしれて誇らかに陽気にいこう!
愛の神クピドのご褒美を手に入れようとする者達よ!

人気blogランキング
  ↑気に入っていただけたらクリックお願いします。
                 
トラックバックURL : https://aulamagna.exblog.jp/tb/13421126
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by SACRA FIORA at 2010-04-15 00:54 x
運命の輪!どんなに逃れようとしても逃れられない、宿命を感じることがあります。洋さんにとっては、カルミナブラーナを訳した時ではないでしょうか?誰も訳せなかった真実はきっと音楽をより身近に感じさせたことでしょう!
Commented by 高柳 at 2010-04-16 13:02 x
カルミナブラーナ、大変な作品です(色々な意味で)。先日幸運にも、かのマエストロ・ムーティの指揮でこの曲を歌う機会に恵まれ、貴重な経験をしてきました。
Commented by aula-magna at 2010-04-16 18:27
ムーティーのカルミナ・ブラーナの稽古はどのようだったのか、興味津々です。良い機会に恵まれて良かったですね。オルフはこの作品の成功後、これまでに書いた自分の作品を全部破棄して欲しいと、出版担当者に語ったそうです。
私は、1995年に神奈川県民ホール20周年記念コンサートで一度訳したものを、今回訳し直したのですが、心揺さぶられる歌詞にあらためて圧倒される思いでした。また、東京アカデミー合唱団の演奏が素晴らしく、楽しく終えることのできた仕事でした。
Commented by SACRA FIORA at 2010-04-21 23:42 x
CDやDVDでしかムーティを知りませんが、どれも言葉がクリアで丁寧です!さぞかし厳しい稽古を時間をかけて行うのでは?と想像します。カルミナ・ブラーナとマエストロ ムーティ?これは想像できません!素晴らしい経験ができ良かったですね!!
Commented by aula-magna at 2010-04-22 12:36
ムーティーの指揮するオペラは、言葉の扱いが丁寧で分かりやすく聴いていて気持ちがすっきりします。
何事もしっかりと行き届いたものはすごいなと思いますが、そこに愛情や優しさが込められていると、心惹かれいつまでも心に残りますね。
by aula-magna | 2010-04-14 23:12 | ・日記 | Trackback | Comments(5)