イタリアオペラ翻訳家 とよしま よう のブログです。


by aula magna
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   Giudietta Pasta
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   V.ベッリーニ作曲のオペラ、
   「ノルマ」初演(1831年12月26日)の練習が始まると、
   ノルマ役のジュディエッタ・パスタは、
   アリア<Casta Diva>の余りの難しさに
   作曲家ベッリー二に書き直しを申し入れました。
   しかし、ベッリーニは彼女に逃げ道を与えず、
   彼女も彼の意志に屈し、苦しい練習の末、舞台に臨み、
   大成功を収めました。

<Casta Diva:清き女神よ>
Casta Diva, che inargenti
Questa sacre antiche piante.
A noi volgi il bel sembiante
Senza nube e senza vel...

Tempra tu de’cori ardenti,
Tempra ancor lo zelo audace,
Spargi in terra, quella pace
Che regnar tu fai nel ciel.

清き女神よ!これらの聖なる老木を
銀色に照らし出す貴女よ、
雲や霞に隠れることなく
その美しい姿を我々に見せてください...

貴女は燃える心を和らげ
はやる情熱を鎮めてください、
貴女が天を治めるあの平和を
この我々の地にも広げてください。
        ノルマのアリア(第一幕 第四景)


モンセラ・カバリエの<Casta Diva:清き女神よ>
Montserrat Caballe "Casta diva"

Teatro de la Zarzuela de Madrid, 1978
by aula-magna | 2015-09-26 11:18 | ・イタリアオペラの話 | Trackback | Comments(0)
イタリア、アドリア海沿岸の城塞都市「カステルフィダルド:Castelfidardo」は、世界中の
アコーディオン生産量の大半を占める街です。
その歴史は、1863年にイタリア、マルケ州のカステルフィダルドの貧しい農家ソプラーニ
(Soprani)家が、一人のドイツ人の巡礼者を家に泊めたところから始まります。
このドイツ人は、感謝の気持ちを表すために、所持していた楽器(黎明期のアコーディオン)を
ソプラーニ家に置いていったのです。この家の青年パオロは、この楽器の構造に大変興味を
持ち、分解したり組み立て直したりし、遂にはその構造を把握したのです。そして兄弟たちと
共に家の地下室で、研究、改良してアコーディオンを製作し、街近隣のマーケットに売りに
出したところ評判となったため、本格的にアコーディオンの製造を始めました。

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パオロ・ソプラーニ社は街の中心に拠点を移し、従業員を増やしてゆき、1800年末頃には、
息子のルイージとアキッレも加わって、400人の従業員を抱えるまでの規模になりました。
そしてこの頃、カステルフィダルドにはパオロの兄弟たちによる社も含め、アコーディオン社が
13社にもなり、パオロは、アコーディオンの生産を一大産業にまで発展させた「アコーディオンの
父」となったのです。
1900年には、パオロ・ソプラーニ社はパリ万国博覧会に参加し、パオロはブリュッセルとパリの
発明家アカデミーの名誉会員になりました。
by aula-magna | 2015-09-16 01:47 | ・イタリアの芸術 | Trackback | Comments(0)
森下文化センター2015年度前期イタリア語講座は、9月17日を持って終了致します。
皆さんとても熱心に学んで頂き、ありがとうございました。

2015年度後期イタリア語講座は、下記の日程で行います。
日時:木曜日/月3回:全15回 
(1レッスン90分/19:00~20:30)
10/1,8,15  11/5,12,19  12/3,10 
1/14,21  2/4,18  3/3,10,17 
  講師:とよしま洋 
  (1995年4月に開講し、今年で20年になります。見学可能です。)

※森下文化センターは、来年の6月まで修理のため閉館となっていますので、
  この間来年の2月までは、お隣の建物江東区高森地区集会所にて、レッスンを行います。
by aula-magna | 2015-09-13 20:12 | ・イタリアのこと | Trackback | Comments(0)