イタリアオペラ翻訳家 とよしま よう のブログです。


by aula magna
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<   2015年 07月 ( 7 )   > この月の画像一覧

プッチーニ(1858-1924)は、1883年4月の楽譜出版社ソンゾーニョ社主催の
「一幕物オペラの懸賞募集」に、師であるポンキエッリの薦めもあって応募し、
初めてのオペラ『妖精ヴィッリ』の作曲に着手しました。しかし締め切りが同年
12月31日であったため、オペラの楽譜を清書することが出来ずそのまま送った
と言われています。
翌年の初めに落選が伝えられたものの、しばらくして、プッチーニはポンキエッリの
紹介でミラノのマルコ・サーラ邸で行われたパーティに出席し、『妖精ヴィッリ』の
一部をピアノを弾きながら歌ったところ、居合わせた作曲家アッリーゴ・ボーイトの
賞賛を受け、ボーイトの尽力によって1884年の5月31日に地元のテアトロ・ダル・
ヴェルメ劇場で初演されることになりました。初演はアキッレ・パニッザの指揮で
行われ、大成功を収め、プッチーニによれば、上演が終わると第1幕がアンコールされ、
カーテン・コールは18回にも及んだとのことです。
このとき、オーケストラ・ピットに音楽院時代の友人ピエトロ・マスカーニ(1863-
1945)がコントラバス奏者として入っていましたが、マスカーニは初演の成功を
目の当たりにして大きなショックを受けたと伝えられています。

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プッチーニとマスカーニは5歳の年齢差はありますが、ミラノ音楽院の同期生で、二人共貧しい
中で音楽の勉強をしていたため、音楽院の近くの小さなアパートを共同で借り学校へ通って
いました。このときの貧乏生活の様子は、プッチーニの「ラ・ボエーム」の中にも描かれています。
第2回のコンクール開催は5年後の1888年7月1日に発表され、募集要綱は前回とほぼ同様であった
ものの、プッチーニ『妖精ヴィッリ』の影響もあってか、締切は前回の9か月後から延長されて
11か月後の1889年5月31日、また「総譜は読みやすいように書かれるべきこと」という条件が
新たに加えられました。
ポンキエッリが1886年に死去していたこともあり、審査委員は前回に継続してのガッリ、プラタニア
の他、作曲家ダルカイスおよびマルケッティ、そして、ローマサンタ・チェチーリア音楽院より
ズガンバーティが招かれ、応募総数73作品の中から、ピエトロ・マスカーニの『カヴァレリア・
ルスティカーナ』
が圧倒的支持を受けて最優秀作品に選出されました。
by aula-magna | 2015-07-30 16:22 | ・イタリアオペラの話 | Trackback | Comments(0)

プロセッコ:PROSECCO

夏本番ともなると、私が特に美味しいと思える飲み物は、最初の一杯としてのプロセッコ。
イタリアの夕方からのバールでのアペリティーヴォ、2-3年前からは、「とりあえずの一杯」
として冷えた「プロセッコ」を頼むことが大ブームとなっています。

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プロセッコ(Prosecco)とは、ヴェネト州とフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州のみで
生産される、プロセッコ種という葡萄だけを用いて作った発泡性ワインの総称。
2010年ヴェネト州のコネリアーノとヴァルドッビアデーネ地区の葡萄からできるプロセッコが、
イタリアの格付け最高ランクDOCGに昇格しました。周辺地域もDOCとして格上げされました。
つまり、プロセッコと名乗れるのはDOC認定地域で作られたワインだけなのです。
ボトルの中で二次発酵を行うことで酵母由来の香りが楽しめるシャンパンに比べ
大きなタンクで二次発酵させるプロセッコは、葡萄の持ち味が充分に活かされ、
フルーティーなアロマが楽しめるうえに、手ごろなお値段もとても魅力です。

今宵は、Proseccoで.......... "Alla salute!"

by aula-magna | 2015-07-27 20:13 | ・イタリアの芸術 | Trackback | Comments(2)
今、とても刺激を受け心惹かれているのが「森本千絵」さん。
頼んでおいた森本さんの本が、今朝、届きました。
すぐに開いて一気に読んでしまいました。何度も読み返すことになるでしょう。

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「人の心が動くもの、それを見た人が自ら動きたくなるようなもの、
人と人をつなぐ、目には見えない可能性がそこに感じられるもの、
私はそういうものをいつもつくってきたと思っています。」 
<アイデアが生まれる、一歩手前のだいじな話> アートディレクター森本千絵

by aula-magna | 2015-07-22 16:59 | ・日記 | Trackback | Comments(0)
by aula-magna | 2015-07-17 15:27 | ・イタリアのこと | Trackback | Comments(0)
ベランダの朝顔第一号が、今朝咲きました

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そしてインゲンもたくさん生って、毎日食卓に上ります

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by aula-magna | 2015-07-12 09:25 | ・日記 | Trackback | Comments(0)
イタリアで「Heide」が放映されたのは1978年2月7日から。(日本版のテレビ放映が1974年1月)
イタリア版の特色は、オリジナル主題歌を創作したことです。
この主題歌が大人気でシングル盤発売150万枚を超えるスーパー大ヒットとなりました。
「ハイディ、ハイディ、・・」の呼びかけで始まる主題歌は、子供はもちろん大人も誰もが口ずさむ
ほどの人気ソングになりました。
これを歌った女性歌手 エリザベッタ・ヴィヴイアーニ(Elisabetta Viviani)は、この成功で一挙に
人気歌手
となりその後もアニメの主題歌など数々手がけました。

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1978年に日本アニメでこの作品に出合うまで、イタリアでは「アルプスの少女ハイジ」の話は
まったく知られていなかったそうです。スイスといえば、イタリアの隣国。それなのにイタリアでは
「アルプスの少女ハイジ」の本がそれ以前に出版されたこともなく、日本アニメの登場で「初対面」と
なりました。今ではイタリアでも、アニメ『ハイジ』をもとにした本が出版され『ハイジ』のキャラクタ─
製品も数々市場にあります。
ともあれ、日本の『ハイジ』成功で、イタリアで日本アニメに対する評判が高まり、ひいては、日本に対する
親しみや好感形成にに貢献したことは間違いないようです。

JITRAメールマガジン【イタリアへ行こう】から抜粋
by aula-magna | 2015-07-10 20:54 | ・イタリアのこと | Trackback | Comments(0)
第10回二期会研究会駅伝コンサート
開催日:2015年7月26日(日) 開場13:30 開演14:00
会場:東京文化会館小ホール

イタリアオペラ研究会 17:30~ 
~イタリアオペラを代表する二人の作曲家~
G.プッチーニ作曲 オペラ『ラ・ボエーム』第三幕より
   四重唱“教えてくださいますか、すみません”~“お会いできたわ”
G.ヴェルディ作曲 オペラ『リゴレット』第三幕より
   四重唱“いつだったか、思いだせば確か”

石橋佳子、後藤美奈子、後埜上礼子、山本ゆかり、伊藤 潤、
浜田和彦、林 泰寛(助演)、渡邉公威(助演)/(ピアノ)伊坪淑子
by aula-magna | 2015-07-07 11:38 | ・イタリアの芸術 | Trackback(1) | Comments(0)