イタリアオペラ翻訳家 とよしま よう のブログです。


by aula magna
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私が幼い頃、父は仕事でヨーロッパにいることが多く、父が帰ってくると私の知らない世界の雰囲気が家中に漂い、子供ながらに未知の海の向こうに憧れたものでした。
あるとき父が、火にかけると中のコーンがはじけて、たたんだアルミホイルのふたがボールのように膨らむポップコーンをお土産に買ってきました。見たことも想像したこともなかったこのお土産に家族中大騒ぎになり、それ以来ポップコーンは、我が家の夢のおやつとなりました。

私が中学生になった頃、ポップコーン用のとうもろこしが手に入るようになり、厚手のおなべで簡単に作ることが出来るようになったのです。そして海外出張もなくなり、家でくつろぐ時の父は、必ずと言っていいほど私に「ポップコーンを作っておくれ」と言いました。「ポップコーンは、おなかが膨れないので、安心!」などと言いながら、二人で山盛りのポップコーンをつまみつつ、父の海外での話を聴いたことを懐かしく想い出します。

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そのうちに、その後、どこで見つけたのか覚えていませんが、このポップコーン専用のおなべが大活躍するようになりました。
今でも思い出しては時々使っています。最近はキャラメル味のものも作るようになりました。

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オリーブ油を使った基本のポップコーンは、私の好きなテレビ番組「グレーテルのかまど」の「マイケルジャクソンのポップコーン」をご覧ください。
by aula-magna | 2014-08-25 12:25 | ・日記 | Trackback | Comments(0)
NHKの朝の連続ドラマが、翻訳家村岡花子さんの生涯をドラマ化したというので楽しみにしていた
ところ、友人の紹介で、フェイスブックの<翻訳家・村岡花子の朝ドラ『花子とアン』を楽しもう!
というグループに入れていただきました。翻訳に携わる方々の、エキサイテイングな投稿が、ドラマ以上に???
盛り上がり、思いがけない考えやエピソードが満載で、翻訳の面白さを改めて感じています。

「カメオのブローチ」と「ロケットにまつわる話」
小説・戯曲「椿姫」の作者デュマ・フィスは、貧しい一農民の娘と生まれた美貌の娘が、当時の
社会で自立して生きるためには、高級娼婦、その道を選ばざるを得なかった、その弱き者のために
悲しみ憤ってこの作品を世に問うたのです。
それに共感した作曲家ヴェルディが「TRAVIATA:道を踏み外した女」として、オペラ化しました。
私はこの作品の最後の部分、ヴィオレッタがアルフレードに「ロケット」を差し出す場面には、少々
違和感を感じていたのですが、少し前の「花子とアン」の中の「カメオのブローチ」のエピソードを
見て、ヴェルディ自身がこの場面を挿入することで救われていたのではないかと気づきました。

貧しい家に生まれたヴェルディに経済的な援助をし音楽家としての道を拓いてくれたバレッツィの
娘と23歳で結婚したヴェルデイは、二人の子供に恵まれますが、4年間の間に相次いで二人の子供、
そして妻にも先立たれてしまい、失意の中でオペラを作曲してゆきます。
2年後29歳のときプリマドンナのジュセッピーナ・ストレッポーニと出会い、長い交際を経て46歳で
結婚します。「椿姫」の初演は、1853年3月6日ヴェルディ40歳のときです。この前年、39歳の
ヴェルディは養父バレッツィに、ジュセッピーナ(37歳)との仲を弁解する手紙を書き送っています。

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by aula-magna | 2014-08-14 15:36 | ・イタリアオペラの話 | Trackback | Comments(2)
昨日は嵐の中、桶川市民ホール、響きの森で、イタリア・シチリア島が舞台であるヴェリズモの
オペラ「カヴァッレリーア・ルスティカーナ」のハイライト・コンサートで、お話をしました。

シチリア島は、古代からギリシャやローマ、アラブ、ノルマン、フランスなど様々な民族の
移民と支配が繰り返された歴史があります。それらが渾然一体となった文化や風景がシチリアの
大きな魅力を形作っています。文豪ゲーテは、「シチリアなしのイタリアは、私たちの中に何も
作らない。シチリアにこそ、すべてをとく鍵がある。」と言っています。

ヴェリズモのオペラの真髄は「ありのまま」を表現すること。そのため激しく燃え滾る感情
そのままの台詞が舞台上で飛び交うため、この作品に触れると、いつもとても熱くなります。

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by aula-magna | 2014-08-11 10:57 | ・イタリアオペラの話 | Trackback | Comments(0)

横浜元町の夕べを散策

by aula-magna | 2014-08-01 08:41 | ・日記 | Trackback | Comments(0)