イタリアオペラ翻訳家 とよしま よう のブログです。


by aula magna
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オペラ「ラ・ボエーム」の原作「ボヘミアン達の生活風景」の作者アンリ・
ミュルジェは、放浪芸術家たちの間で生活し、それを題材にこの物語を
書き上げました。従ってその登場人物は、彼の身近にいた人々をモデルに
しています。 ミミは、ミュルジェが恋した少なくとも四人の女性が
モデルとなっています。
一人目の女性は彼の最初の恋人、青い目をした金髪の弱々しい柔和な娘
マリイ・ヴィルジニイ・ヴィマルです。ミュルジュは、その小さな色白の
手に夢中になったのです。しかし彼女はミュルジュの友人と駆け落ちし、
最後には売春婦になってしまいました。
その後ミュルジェは、二人目としてリュシル・ルーヴェというチャーミングな
お針子を恋人にしたのですが、彼女は肺病にかかり20代で死んでしまいます。
このリュシルはミミ<Mimì>呼ばれていました。<Mimì>とはフランス語で
「可愛い子」という意味の愛称名詞です。
三人目の女性はジュリエットと
呼ばれ、シェイクスピアの作品を愛好する女店員で、彼女もまた若くして
亡くなってしまいました。四人目はミュルジュの若い従妹アンジュール、
彼女の面影もまた作品に描き込んだとされています。

(参考文献:プッチーニ作品研究・モスコ・カーナ著)

オペラ「ラ・ボエーム」のロドルフォとミミの出会いの場面で、
ミミはロドルフォにこう言います。
Mi chiamano Mimi みんなは、私をミミと呼びます、
ma il mio nome Lucia....   でも、私の名はルチーアです.....

Mi chiamano Mimi みんな、私をミミと呼びます。
il perche non so.....    その訳は分かりません.....

<Mimì>の意味がわかると、ミミの人物像が、はっきりしてきませんか?



<ムゼッタ:Musetta>については、2011年10月5日のブログをご覧下さい。
by aula-magna | 2014-01-29 22:18 | ・イタリアオペラの話 | Trackback | Comments(0)
イタリア語の「cavallo:馬」は、とても良い意味で使われ、
「馬年」というと、イタリア語からは発展的なイメージが浮かびます。

cavallo di battaglia(戦いの馬):得意なもの、十八番を意味します。

Essere a cavallo(馬に跨っている):「難関を突破している」という意味で
例えばOrmai siamo a cavallo.(もう我々は馬に跨っている):
我々はもう大丈夫だよ。」となります。

partire a cavallo e tornare a piedi.(馬で出かけて歩いて帰る):
勇んで出かけ、がっかりして帰る」ことです。
by aula-magna | 2014-01-08 14:31 | ・イタリア語コラム | Trackback | Comments(0)
横浜山手イギリス館にて
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本年もどうぞよろしくお願いいたします。

by aula-magna | 2014-01-01 15:34 | ・日記 | Trackback | Comments(0)