イタリアオペラ翻訳家 とよしま よう のブログです。


by aula magna
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異文化のイメージ

来日する外国人旅行者たちの間では、日本を「すし、さくら、さむらい、ふじやま、テク
ノロジー」と、現在我々が生活している社会とは少し離れた外国人用の特別なイメージが
定着しています。そして我々自身もまた違和感を感じながら、外国人にはこのイメージを
壊さないような接待をしています。

日本人が、イタリア人に持っているステレオタイプのイメージは、実際のイタリア人の
生活とはだいぶ異なります。最近はイタリアの小さな町を紹介する雑誌やテレビ番組も
増え、家族や仲間を大切にしながら毎日を丁寧に生きるイタリア人の日常生活を知る
ことができるようになりました。

異文化のイメージは自分の文化との関わりから生じているので、本当の文化交流をする
には、お互いに真実の姿を認識することが大切です。常套的な知識に頼らない真の
理解が深まると、外国との交流もより面白くなります。
by aula-magna | 2013-09-27 17:38 | ・イタリアのこと | Trackback | Comments(0)

里の秋

15年ほど前に、イタリア語の勉強にいらしていたYさんからリサイタルのお知らせを
いただき、その頃のことが昨日のように想い出され、懐かしい神奈川県立音楽堂での
コンサートということもあって、ドキドキしながら出かけました。言葉を大切に歌う
優しく深い歌声が心にしみて、私もプログラムにあった懐かしい日本の歌を歌って
みたくなりました。

里の秋     斉藤信夫 作詞   
          海沼 実 作曲

静かな 静かな 里の秋
おせどに木の実の落ちる夜は
ああ かあさんと ただ二人
栗の実 煮てます いろりばた

明るい 明るい 星の空
鳴き鳴き夜鴨の渡る夜は
ああ 父さんの あの笑顔
栗の実 食べては 思い出す

歌って涙がこぼれました。
by aula-magna | 2013-09-23 00:23 | ・日記 | Trackback | Comments(0)

A cappella (ア・カペラ)

a cappellaは「礼拝堂で」という意味のイタリア語で、歌詞が聞き取り易く簡素化された
教会音楽の一様式を表し、教会で歌う複数のパートからなる楽器の伴奏を伴わない
合唱曲や重唱曲を指すようになりました。
実際は、伴奏がつけられるとしても楽譜には無伴奏で書かれることが多かったために
「無伴奏合唱」というイメージが定着し、のちに、教会音楽以外の無伴奏合唱や無伴奏
ボーカルアンサンブルを指す言葉として広く使われるようになりました。
by aula-magna | 2013-09-19 01:42 | ・イタリア語コラム | Trackback | Comments(2)
イタリアで人気の「吉本ばなな」さんの本をイタリア語に翻訳しているAlessandro
Giovanni Gerevini氏の日本語の理解力、そして表現の豊かさ、自然さには常に
驚かされています。Gerevini氏は現代日本文学をイタリアに紹介するかたわら
日本語のエッセイもたくさん書いておられます。

2年ほど前には、ご自分の日本語のエッセイをイタリア語に訳した本が出版されました。
この本の〈あとがき〉で 「..... 自分で書いたのに、なぜこんなに訳しづらいんだろう、と
考えてみたら、日本語とイタリア語、それぞれの言語が作り出す独特の発想にその主な
理由があると再認識せざるを得ませんでした。文章の内容とその外国語訳を考えている
人は同じであっても、使用している言語によって「思考の表現」が異なりますので、翻訳は
必ずしもやりやすいとは言えません。
.... 翻訳家の数だけ可能な訳があるわけですから、皆さんも、ご自分の発想の特徴や
言語的なクセなどを確認してみてはいかがでしょうか。」と述べておられます。

言語が作り出す独特の発想、使用している言語による思考の表現、これらに気づくことが
外国語を学ぶ醍醐味であり、母国の言語、文化を再認識することになります。
by aula-magna | 2013-09-13 11:07 | ・イタリア語コラム | Trackback | Comments(0)
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ピアニストのM子さんが、イタリア料理を習いに行って教えてくださった、驚きの
『ジェラートのようなパルミジャーノ』!!!! この名を聞いただけでワクワクして
早速レシピを送っていただきました。ジェラートではないので溶けないのです。
おいしいパンやお野菜につけていただくときの、ハッとするような新鮮な口当たりに
魅せられています。

【gelato al parmigiano : ジェラートのようなパルミジャーノ】
 〈ingredienti : 材料〉
● parmigiano grattuggiato(パルミジャーノ) 70~100g
● latte(牛乳)                 60g
● panna(生クリーム) 140g

① 牛乳と生クリームを沸騰させます。
② ①の中にパルミジャーノを入れて混ぜます。
③ 冷やして氷を入れたボールの上でハンドミキサーで角が立つまでホイップし、
   冷蔵庫で冷やして出来上がり。
by aula-magna | 2013-09-05 10:28 | ・イタリア料理 | Trackback | Comments(0)