イタリアオペラ翻訳家 とよしま よう のブログです。


by aula magna
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額紫陽花

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紫陽花の美しい季節になると、
「額紫陽花が大好きなのよ」と言っていた元気な母を思い出します。
by aula-magna | 2012-06-24 01:27 | ・日記 | Trackback | Comments(2)
イタリアの学校は、保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学のほとんどが
公立です。小学校、中学校は25人学級、障害児受け入れ学級は20人を上限とし
教員が加配されます。イタリアでは1970年代に障害者のための特殊学校が廃止され、
全ての子供が一般校に通う統合教育が実施されています。
<過去において障害児を分けて指導する方法を取っていたことは間違いであった。
ハンディキャップ児を隔離することが許されるのは問題だ>というのがイタリア人の
考え方です。

また1998年12月には、全ての精神病院をなくすという世界で初めての偉業を成し
遂げたイタリア人、病院に閉じ込められ、人としての扱いを受けていなかった患者
たちを一般社会で生活できるよう地域に戻した勇気にも頭が下がります。
日本人は、もっと人の尊厳を大切にする心の寛さを学び、何が大切かを求めて努力
しなければいけないと思います。
by aula-magna | 2012-06-22 08:50 | ・イタリアのこと | Trackback | Comments(4)

Esame maturità 2012

6月20日からイタリアの高等学校卒業試験 (Esame maturità 2012) が始まりました。
イタリアでは、中学を卒業すれば高校へ、高校を卒業すれば大学へ無試験で入学することが
出来るシステムになっています。とは言え、高等学校の卒業試験は国による資格試験であり
大変難しく、人生の難関のひとつのように考えられています。
毎年6月から7月にかけて同じ問題で全国一斉に行われ、筆記試験と面接試験が行われます。
筆記試験は数時間(6時間まで)かけての小論文で、「文学」「社会」「歴史」「一般」の4部門
から一つのテーマを選ぶことができます。面接は全試験官の前でそれぞれの学科に関する
問題が出されますが、8人の試験官のうち、4人と委員長は文部省が任命する外部の先生で
構成されています。

この時期になると、新聞やテレビで、筆記試験のテーマが発表され話題になります。
小論文 (tesine) の今年のテーマは、
「文学」部門:ノーベル賞作家のエウジェニオ・モンターレの作品。
「社会」部門:「迷宮」「若者と経済危機」「個人の利益と公共の利益」「科学技術の責任」
から一つ。
「歴史」部門:「ユダヤ人の大虐殺」。
「一般」部門:「ポール・ニザン著『アデン・アラビア』の『僕は二十歳だった。それが
人生でもっとも美しいときだなんて誰にも言わせない。』について」。

高校生が何時間もかけて取り組む小論文に、大人たちの若者への期待感があり、日本の
入試のように競争ではないところに、成熟した社会の余裕を感じます。
by aula-magna | 2012-06-21 20:52 | ・イタリアのこと | Trackback | Comments(0)
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(di Giorgio Armani)
何年前になるでしょうか? 
随分前に美術館の売店で見つけたCDケース、気に入ったCDをこのケースに入れる瞬間は格別です。
by aula-magna | 2012-06-18 17:03 | ・フォトアルバム | Trackback | Comments(2)
イタリア人は相手のこと、周りの人たちのことをとても良く見ていて、色々なことに
気づき、彼らの気配りにはいつも感心してしまいます。
どうしたらこのように楽しそうにエネルギッシュに気遣いができるのかと考えてみると、
彼らは人を喜こばせることが大好きで、どうしたら周りの人が喜ぶかと考えながら生活
しているのです。これが自然に気配りともなって、たとえ余計なおせっかいになることが
あっても、お互いに楽しく幸せな結びつきが築かれています。

日本語の「思い遣り、思い遣る」とは、とても微妙で難しいことに思えるので、相手が
喜ぶことを考えることによって生まれる思いが結果的に相手を思い遣ることに通じれば...
と考えるこの頃です。
by aula-magna | 2012-06-16 23:02 | ・日記 | Trackback | Comments(0)