イタリアオペラ翻訳家 とよしま よう のブログです。


by aula magna
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<   2011年 06月 ( 9 )   > この月の画像一覧

ユネスコの世界遺産に登録されているイタリアの文化遺産、自然遺産は、2011年現在
45箇所あり、イタリアは世界で最も世界遺産が多い国となっています。この国では古い
町を大切に扱い、町を構成するさまざまな空間を保存、修復、再生する努力が続けられ、
「Centro storico:歴史的地区」という社会的取り組みを積極的に行っています。

イタリアの数多い世界遺産の中でも、今の日本の状況から私が特別興味を引かれるのは、
シチリアの「Città barocca del Val di Noto:ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の
町々」です。シチリア島南東部にあるヴァル・ディ・ノートと呼ばれるエリア周辺の8つの
町々は、中世前半に城や教会を中心に発展しましたが、1693年1月11日
エトナ山周辺地域を襲った大地震により壊滅的な打撃を受けました。その後、都市計画に
よって、当時の後期バロック様式で統一した美しい町並み作りを実現し、驚異的な再建を
成し遂げたのです。この再建には100年という歳月が費やされましたが、町は美しく蘇り
世界遺産に登録されました。
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(Val di Noto:in Italy todayより)
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(Caltagirone:in Italy todayより)

by aula-magna | 2011-06-25 00:36 | ・イタリアのこと | Trackback | Comments(0)
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(Foto Yoh a Busseto)

by aula-magna | 2011-06-19 00:15 | ・イタリアのこと | Trackback | Comments(0)
Beppeがたった一人でやっている Risotto 専門の可愛いレストラン。
この日はTRIS(イチゴ、バローロ、トリュフ)を頼みました。
どれも美味しくて「ウ~~~~ン」!!噂に聞いていたイチゴのリゾットは
格別☆☆☆で、説明が出来ません。ミラノの知人は余りの美味しさに、
数日後、奥さんを連れて再びパルマを訪れたそうです。次回は、皆が
騒いでいる「チョコレートのリゾット」を試してみた~~~☆☆☆いのです。

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by aula-magna | 2011-06-13 16:40 | ・イタリア料理 | Trackback | Comments(3)

Busseto の Teatro Verdi

by aula-magna | 2011-06-12 17:21 | ・フォトアルバム | Trackback | Comments(0)
パルマ音楽院に隣接して、長い間使用されていない小さな教会がありました。
この教会が改装されて、2008年11月に音楽院の音楽ホール(Auditorium del Carmine)
としてオープンしました。教会に音響版が取り付けられた見事なホールは、イタリアの伝統
文化の豊かさを感じさせ、その空間にいるだけでもとても贅沢な気持ちになります。

ここで5月11日に、東日本大震災の被災者への義捐金を募るための演奏会が音楽院の協力で「Amore per la Terra」 として開かれました。パルマで音楽を勉強している若い日本の歌手たちが、被災地の一日も早い復興を祈って日本とイタリアの歌を熱唱し、音楽会はパルマの方々の暖かい拍手に包まれました。

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by aula-magna | 2011-06-11 00:10 | ・イタリアのこと | Trackback | Comments(0)

ブッセート駅

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(Foto Yoh)
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(Foto Yoh)

by aula-magna | 2011-06-09 01:04 | ・フォトアルバム | Trackback | Comments(0)
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(Foto Yoh)

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(Foto Yoh)

by aula-magna | 2011-06-08 15:12 | ・フォトアルバム | Trackback | Comments(0)
5月20日、ルネッサンスの文豪ボッカッチョ(1313~75年)の家がある町、チェルタルド(Certaldo)を訪ねることができました。ここはフィレンツェから56kmの所に位置し、人口1万6千人の町で、Certaldo bassa(下の町:新市街)と 丘の上のCertaldo alta(上の町:旧市街)とから成り、この旧市街にボッカッチョの家や古い建物があります。

手前に見えるのがCertaldo alta、下に見えるのがCertaldo bassa         Funicolare 乗り場
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駅を降りまっすぐ進むとFunicolareの乗り場があり、これに乗って数分で旧市街に到着。この町で制作をしている彫刻家の友人が迎えてくださったので、この中世の町の話を聴きながらの長閑な散策となりました。数日前まではお天気がすぐれなかったとのことでしたが、我々が訪ねた日は快晴で初夏を思わせるお天気でした。緑豊かな木々の間を吹き抜ける風がなんと心地よかったことでしょう。この町は25年以上も前に日本の群馬県甘楽町(かんらまち)と姉妹都市になり、今なお盛んに交流が行われているそうです。

ボッカチョの家の二階、書斎であった部屋は、現在図書館になっていて、ボッカチョに関する研究資料、世界各国語に訳された「デカメロン」の本が並び、日本語の本もありました。木造の階段を登り屋上に上ると、Certaldoの町が一望でき、遠くの丘に塔の町サン・ジミニァーノ(San Gimignano)が望めます。サン・ジミニァーノまでは10キロ程の距離で、時には自転車で出かけるという話に、私も試してみたい気持ちになりました。
その通りを少し進むと只今修復中のPalazzo Pretorioに突き当たり、その中庭にはHidetoshi Nagasawa氏による日本庭園と茶室があり、思いがけない文化交流に驚かされました。

この小さな町で7月の第3週目には、「mercantìa」という大道芸のお祭りが5日間行われ、世界各地から大道芸人たちが集まってきて、それはそれは賑やかなお祭で眠れぬ夜になるかもしれないとか。
この静かな町がどんな騒ぎになるのかこの目で見たかったのですが....... 
Certaldo alta の澄み切った空気と弾けるような陽の光、町中がひとつの家族のような穏やかさ、まるで時を越えて別世界に踏み込んだような旅でした。Koさん心からありがとうございます。
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(foto Yoh )

Certaldoは、ホームページの「イタリア見聞」にも載せました。
http://www.aula-magna.net/04_italia/index.html
by aula-magna | 2011-06-04 11:12 | ・イタリアのこと | Trackback | Comments(2)
ジュセッペ・ヴェルディの17番目のオペラ「Traviata」の初演は、1953年3月6日に
ヴェネツィアのGran Teatro La Fenice(フェニーチェ劇場)で行われ、Fanny Salvini-Donzelli(ソプラノ) Lodovico Graziani(テノール) Felice Varesi(バリトン)によるものでした。

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Fanny Salvini-Donzelli(ソプラノ)

ヴェルディにとってこれほどの不成功に終わったオペラの初演は、それまでにありませんでした。そして終演後、ヴェルディはリコルディに《La Traviata ha fatto fiasco. Non indaghiamo le cause. La storia è così.》「椿姫は大失敗でした。原因の詮索はやめましょう。事実がそうなのですから。」と伝え、エマヌエーレ・ムツィオにも次のように述べています。
《La Traviata, ieri sera, fiasco. La colpa è mia o dei cantanti?... Il tempo giudicherà.》
「昨晩の椿姫は大失敗でした。私のせいか、歌手たちのせいか?...時が証明するでしょう。」そして、その数ヵ月後、同じヴェネツィアのサン・ベネデット劇場で上演された「La Traviata」は熱狂的な成功をおさめました。
by aula-magna | 2011-06-03 11:53 | ・イタリアオペラの話 | Trackback | Comments(0)