イタリアオペラ翻訳家 とよしま よう のブログです。


by aula magna
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今回 Bussetoに行く途中、以前より訪ねたかったヴェルディの生家に立ち寄りました。
小さな古い家の前に「La Traviata」のお知らせが出ていたので良く見ると、この古い家で
「La Traviata」の公演が、2011年7月8,9,16,17の4日間行われるというのです。
イタリア人のアイディアとそれを実現させてしまうエネルギーに今回もまた驚かされました。

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casa natale di Verdi: ヴェルディの生家 (foto Yoh)

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by aula-magna | 2011-05-30 23:45 | ・イタリアオペラの話 | Trackback | Comments(0)
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アレクサンドル・デュマ・フィス(Alexandre Dumas fils)の代表作「La dame aux camélias(1848)」は、イタリア語では「La signora dalle camelie」または「La signora delle camelie」となります。
日本語にすれば、いずれも「椿婦人」、または「椿の婦人」です。日本語訳は「椿姫」、なんと見事な訳なのでしょう。

ヴェルディは、オペラのタイトルを「La Traviata:道を踏み外した女」に変えています。この作品が、原作にもましてオペラとして今なお愛され続けているのは、タイトルの力によるところも大きいように思えます。



1953年の始めにヴェルディは、デ・サンクティスへの手紙の中で次のように書いています。「私は今、ヴェネツィアのために“La Dame aux camélias”を作曲しています。
それは「La Traviata」と呼ぶことになるでしょう。これは現代的な主題で、他の人は、衣装や時代、その他多くのつまらないためらいを理由に避けたことでしょうが、私はこの主題に心を弾ませています。」
by aula-magna | 2011-05-29 18:24 | ・イタリアオペラの話 | Trackback | Comments(0)

イタリア今が旬:5月

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(foto Yoh:5月24日)
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by aula-magna | 2011-05-29 11:11 | ・フォトアルバム | Trackback | Comments(0)
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Cinquecento a Milano!! (foto Yoh)

by aula-magna | 2011-05-29 00:20 | ・フォトアルバム | Trackback | Comments(0)

ミラノの子供たち

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2011年5月19日遠足 (foto Yoh)
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by aula-magna | 2011-05-28 21:33 | ・フォトアルバム | Trackback | Comments(0)

POMODORO

4月の末に植えたイタリアントマトの苗がすくすくと育って、実をつけ始めました。
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by aula-magna | 2011-05-15 14:12 | ・日記 | Trackback | Comments(2)
対訳双書5「エルナーニ」(改訂版)が出来上がりました。25年ぶりの改訂版です。
色々とお問合せ、リクエストを下さった皆様ありがとうございました。
皆様のオペラ鑑賞のお手伝いが出来ればとても嬉しく思います。
あいにく、5月17日(火)~28日(土)の期間中は、都合により発送をお休みさせて
いただきますが、5月15日(日)、16日(月)は、お申し込みを受け付けております。
ご不便をおかけしますことをお許し下さい。
詳しくは、下記アウラ・マーニャホームページをご覧下さい。
http://www.aula-magna.net/06_aula_magna/index.html
by aula-magna | 2011-05-14 22:52 | ・日記 | Trackback | Comments(0)
イタリアをはじめ世界各地で上演されていた作品の日本語版として、2005年に
神奈川県民ホールギャラリーで初演された話題作『親指こぞう:ブケッティーノ』
の2011年度公演が決定しました。
オリジナル版はイタリア語です。日本語版翻訳等で私も参加しています。
お近くの方は、是非ごらんになってください。

7月22日(金)~24日(日) 会場 神奈川芸術劇場(神奈川県)
7月29日(金)~31日(日) 会場 久慈市文化会館(岩手県)
8月 5日(金)~ 7日(日) 会場 盛岡市都南文化会館(岩手県)
2012年2月17日(金)~19日(日) 会場 北九州芸術劇場(福岡県)

★公演に先行して、ともさと衣さんのワークショップ開催予定。
  7月17日(日)久慈市文化会館

詳しいことは以下のサイトをご覧下さい。
http://www.oyayubikozou.com/index/menu.html

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by aula-magna | 2011-05-06 08:09 | ・イタリアの芸術 | Trackback | Comments(0)
日本では芸術は、政治や社会とは直接結びつかない世界で展開される純粋な営みと捉えられる傾向が強く、人々の生活に大きくかかわることのない、むしろそこまで必要とされていないとさえ思える感があります。
それは日本が平和であったことと深い関係があるのではないでしょうか?震災で日本が大きな打撃を受け、復興へ向けて皆で力を合わせようと心が一つになった今、まず必要とされるのは、文学、演劇、音楽、絵画、彫刻などの芸術、そしてスポーツ等も合わせた文化的力であり、これらは生きるうえでの大きな助けとなるはずです。

私は今回オペラ対訳双書の改訂版としてヴェルディ作曲の「エルナーニ」を25年ぶりに訳し直しました。そこで改めて強く感じたのは、ヨーロッパでは、芸術、中でも特に文学的闘争と政治的闘争が強く結びついていたということです。当時の識字率が人口の7分の2程度であったため、演劇やオペラが特に国民的な広がりを持って民衆に受け入れられ、社会的影響も強かったということも見逃せないのですが。
ボーマルシェの「フィガロの結婚」(初演1784年)は、フランスの旧体制に向けられた風刺演劇であり、社会の不平等に我慢しきれなくなっていた民衆に熱狂的に迎えられ、フランス革命(1789年)に拍車をかけました。また、17世紀以来の古典主義に対して、新しいロマン主義の時代が訪れる転機となったのはヴィクトル・ユゴーの「エルナニ」(初演1830年)で、このロマン主義によって「自我の開放」が叫ばれ、個性、独創性が尊重されるようになりました。そしてデュマ・フィスの「椿姫」(初演1852年)は現実的な社会が力強く描かれ、社会問題を取り扱った近代劇の先駆となったのです。
この3作品は、いずれもオペラ化され、現在では演劇よりもオペラとしての方がよく知られており、今でもなお観客の心に深く入り込み、勇気づけ楽しませてくれる色あせることのない作品です。

新刊についてはホームページをご覧下さい.


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by aula-magna | 2011-05-05 00:48 | ・イタリアオペラの話 | Trackback | Comments(0)