イタリアオペラ翻訳家 とよしま よう のブログです。


by aula magna
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ニコライ堂の鐘

神田駿河台にある緑青色のドームのあるニコライ堂の鐘についての記事を読んだ。
1949年から約25年間、この鐘を鳴らし続けていた聖職者の生方和彦さんによると、
「初めて鐘をついてからしばらくは、“音は出ているが鐘は鳴っていない”といわれ、
大小六つの鐘をリズミカルに響かせるには10年もかかった」そうである。そして
今ほど建物が多くなかった頃、鐘の音は風に乗って上野駅まで響いていたという。

この記事を読みながら、何事にも通じると思った。“音や言葉を発していても鳴らない、
響かない”ことは多い。鳴り響くというところまで到達するには、多くの積み重ねや
努力を必要とし、また環境に恵まれると、その響きはより遠くまで届くのだと。

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ニコライ堂の鐘楼 : foto Yoh

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by aula-magna | 2010-11-30 23:51 | ・日記 | Trackback | Comments(4)

別れ際の挨拶

昔、とても楽しみに観ていたテレビ番組に、NHKの「夢で会いましょう」がある。
番組の最後に司会の中嶋弘子さんが首を横に傾けながら「ごきげんよう」と言う
瞬間が好きで、少しの違和感と憧れとを持ってこの場面を観ていた記憶がある。
日本語の別れの挨拶に「さようなら」「お疲れ様でした」などがあるが、私は常に
あの「ごきげんよう」を使ってみたいと思う、しかしなかなか自然には言えない。

「こんにちは」に当たるイタリア語は「Buon giorno!」、「今晩は」は「Buona sera!」
と簡単に説明してしまえばそれまでではあるが、もう一段階掘り下げると、
「Buon giorno!」は「良い一日を!」「Buona sera!」は「良い夕べを!」という意味で
あるので、出会ったときにも別れるときにも使う。「お休みなさい」は「Buona notte!:
良い夜を、またはSogni d'oro!:黄金の夢を」であり、人を見送る「行ってらっしゃい」は
その場に応じて「Buon lavoro!:良いお仕事を」「Buon viaggio!:良いご旅行を」
「Buon divertimento!:良い楽しみを」など、相手がこれからすることが、良い時間と
なるようにと言葉をかける。私は、このイタリア語の別れ際の挨拶がとても好きである。
そんな訳で、日本でも、あの「ごきげんよう!」を使ってみたいと思うのである。

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by aula-magna | 2010-11-23 00:13 | ・イタリア語コラム | Trackback | Comments(2)

丁寧な日々の積み重ね

イタリア人の生活には、自分たちは長い歴史の中の一部であり、前の世代が作り上げた
ものを丁寧に次世代へつなげてゆくのが各人の役目であるという思いが流れている。
従って現在を何よりも大切な時間として生きることに重点が置かれ、日々の人との関わり
の中で物事を考えながら生活している。
丁寧な日々の積み重ねの延長線上には成長や新しい発見があり、味わい深く強い豊かな
ものが生まれる。それゆえ毎日が楽しそうなのである。
今日も良い一日とできますように☆☆☆

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by aula-magna | 2010-11-12 16:24 | ・イタリアのこと | Trackback | Comments(2)

思考は言葉や文字に

思考は言葉や文字にすることで、自らの中で熟成し浮かび上がってくる。
言葉や文字にしないとイメージだけは残るが思考としては定着しない。

最近、ダイエットでも「書いてやせる」、家計も「書いて節約する」、
これが「成功の秘訣」と話題になっているのは、書くことによってはっきり
整理されるから、自分を正しく見つめることができ成功するのだと思う。

生活環境がスピードアップしても、人の思考はそう早くは進まないため、
努力していないと思考が上滑りして深く考えることを忘れてしまう。
そこで今、自分の中の「わかった」「おもしろい」という感覚を大切にし,
また夢を実現するためにも、自らの考えを言葉や文字にすることが
ますます重要になっていると思う。

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by aula-magna | 2010-11-01 22:14 | ・日記 | Trackback | Comments(4)