イタリアオペラ翻訳家 とよしま よう のブログです。


by aula magna
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<   2010年 05月 ( 9 )   > この月の画像一覧

イタリア語を習い始めた頃、イタリア語には「値段が高い:caro」はあっても、一言での反対語
「安い」がないことを不思議に思いました。言うとすれば、a buon mercato (良い市場で、
良い取引で)、economico (経済的な)、costa poco (少しの値段)などです。
最近になって、これはおそらく需要と供給の人間関係のあり方を示しているのだと思うように
なりました。

今日本では、「お買い得」「お得」という言葉を聞かない日はありません。人が物を購入する
際に求めるのは損得ではないはず、それなのに提供する側が「得だから買ってください」と
連呼し宣伝しています。必要とされる物を提供し、それを買い求めるという本来の信頼関係は
どこへ行ってしまったのでしょう。
中身の良さよりも、安価な物、宣伝が派手なものばかりが売れるとなれば、時間をかけ高品
質な物を作ることはできなくなります。得したつもりで中途半端なものを購入した側には充足
感は生まれません。一つ一つ大切にして自分の求めるものを心の中に準備していれば、
本当に必要なもの、あるいは思いがけない良いものに出会うこともでき、その感動もひとしお
だと思います。そして「お得」という言葉に惑わされることもありません。
パスツールは、幸運な大発見は「準備された心」にやってくると言ったそうです。

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by aula-magna | 2010-05-31 09:56 | ・イタリア語コラム | Trackback | Comments(3)
我が家の prezzemolo と rucola が花から種になり、まもなく採種の時期を迎えます。
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prezzemolo (イタリアンパセリ)
Essere come il prezzemolo(プレッツェーモロのようだ):
あらゆるお料理に添えられることから、何にでも顔を突っ込む人のことを言います。
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rucola (ルーコラ)
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by aula-magna | 2010-05-30 14:51 | ・日記 | Trackback | Comments(3)
* 5月23日、巣の中から聞こえる雛たちの声が親鳥と同じ位大きくなり、餌を運んだ親鳥が
巣から出るときに雛たちの「白い糞」を銜えて飛び立ってゆくのが判るようになりました。
立つ鳥跡を濁さずというのでまもなく巣立ちと勝手に思っています。練習もしないで一気に
飛び立って行くと聞いたので、よほど幸運でないとその瞬間を見ることはできない???♪♪♪
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☆ 大物を次々にゲット ☆
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(foto Yoh)
* 5月25日、午前中はとっても賑やかだった「しじゅうから」、午後になって気がつくと静かで嘘のよう?????
親鳥が1~2度来て中を覗いていましたが、その後は遠くで鳴いている声が聞こえるだけになりました。楽しい楽しい約3週間でした☆☆☆

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by aula-magna | 2010-05-23 18:35 | ・日記 | Trackback | Comments(2)

イタリア語の「ACUTO」

Romaは、便宜上カタカナ表記でローマとしますが、本来は Róma の o の音に
「accento acuto( ´):アクセント閉口音」をおいて発音します。

イタリア語のアクセントには l’accento acuto ( ´) と l’accento grave ( `) があります。
l’accento acuto ( ´) は、l’accento chiuso アクセント閉口音、 母音 e または o の上に
使用し、perché   vénti   erróre   Róma などがあります。
l’accento grave ( `) は、l’accento aperto アクセント開口音、 母音 a, i, u, e, oの上に
使用し、 città   farmacìa   gioventù   caffè   dònna などがあります。 
     
「ACUTO」という言葉は、先のとがったと
いう意味ですから、歌声について使うときは、高い音が一点に集中すること、つまり「CHIUSO」で、決して「APERTO」にはなりません。

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by aula-magna | 2010-05-21 22:09 | ・イタリア語コラム | Trackback | Comments(0)
良い季節、または何かを楽しみに待つことをイタリア語では 「aspettare che venga maggio:
5月が来るのを待つ」 と言います。この言葉通り、イタリアの5月はこの上なく美しく心地良い時期なのです。
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ここ横浜でも5月に入ってからは、生命がほとばしるように勢いよく新緑が辺りを包み込み、
自然の大きな息遣いを感じざるを得ません。そして、我が家の庭で 「しじゅうから」 が
孵ってから、その餌を運ぶ親鳥の健気な姿に感動し、なぜこんなに嬉しいのかと思うほど
幸せ感に包まれている自分に驚いています。人間の力の及ばぬ自然の営みのすがすがしい
叡智に、これをないがしろにして進んではいけないと強く感じるこの頃です。

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by aula-magna | 2010-05-17 00:37 | ・イタリア語コラム | Trackback | Comments(2)
最近お天気の良い日には、朝早くから我が家の庭の木で「しじゅうから」が高らかにさえずり
ます。「ピースピース スキスキー」と鳴いているように聞こえ、私は嬉しくなって目を覚まして
います。
そして2~3日前から白樺の幹の空洞の中に、2羽がピーピーと1日中出たり入ったり..........
巣作りを始めたのでしょうか?? しじゅうから(四十雀)はイタリア語で「cinciallegra」と言います。
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(foto Yoh)

* なんと♪♪♪5月9日午後、白樺の幹の中からチュンチュンと小さな鳴き声が聞こえて
きました。2~3日前に???孵って餌を運んでいたのです、何羽産まれたのでしょう♪♪♪
* 孵化して約1週間経ちました。5月13日、親鳥が餌を銜えて入ってゆくと、とてもにぎやかに
チュチュチュチュチュと聞こえてくるようになりました。
* 5月20日、すでに2週間経過しました。親鳥が餌を持って近くまで来て鳴くと、中から「早く
早く!!!」とでも言うようにチュンチュンチュン競うように一段と大きな声が聞こえるようになりました。餌を運ぶのもますます忙しそう♪♪♪
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by aula-magna | 2010-05-09 00:01 | ・日記 | Trackback | Comments(3)

5月のマントヴァ

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(foto Yoh)

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by aula-magna | 2010-05-07 16:44 | ・フォトアルバム | Trackback | Comments(2)
イタリア語では、あなたという表現に「tu」と「Lei」があります。
日常的な会話では二人称として「tu」(君)「voi」(君たち)を使いますが、相手に距離感を
置かねばならない場合、三人称を用いて「Lei」(あなた)「Loro」(あなた方)と表現します。
初対面の人、年上、目上の人などに初めは「Lei」で接しますが、丁寧な表現のつもりで
いつまでも「Lei」を使っていると、相手からこの人は自分との間に距離を置きたいのだと
思われ、親しくなることができません。
「tu」を使うことは決して失礼な表現に当たる訳ではないのです。仲良くしたいのに「Lei」を
使っていると、どこがギクシャクした感じになるので、大抵の場合「Diamoci del tu!:
お互いに“tu”で話そうよ!」と言ってくれます。こう言ってもらえたら、「tu」で話すべきです。
先生のような立場の方にも同様です。
「Lei」は、あくまでも三人称ですから、親しくない場合に用いるので、ご注意下さい。
とは言え、縦社会で育った日本人には、この「tu」と「Lei」は簡単なようで難しいのです。

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by aula-magna | 2010-05-07 15:18 | ・イタリア語コラム | Trackback | Comments(3)

イタリア映画祭2010

2001年から毎年ゴールデンウイークに、イタリア映画祭として、日本未公開のイタリア映画が
有楽町朝日ホールで上映されます。今年は10回目、14本が上映されています。
今日、アレッサンドロ・アンジェリーニ監督の「Alza la testas: 頭を上げて」を観てきました。
1971年生まれのこの監督の「人生では想定していたことと実際との間には距離がある、
この部分で人間らしくあろうとする努力がなければならない。“人生なんてこんなものさ”と
言わないために、この違いが必要なんだ」と言うインタビューでの言葉に惹かれてこの映画を
どうしても見たいと思ったのです。
造船所で働く熟練工のメロが、男手一つで息子を育てるのですが、自分の夢のボクシングの
キャリアを埋め合わせるかのように、息子をボクシングのチャンピオンにしようと、あらゆる
ことを犠牲にして頑張ります.....  
父親を演じたセルジョ・カステッリット(Sergio Castellitto)の重厚な演技に導かれながら、
思い通りには行かない酷い人生、予想しえないことが起こる人生、一つ一つ乗り越えてゆか
ねばならない生きてゆくことの難しさ、切なさがひしひしと伝わってくる、イタリア映画らしい
ずしんと見ごたえのある作品でした。

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by aula-magna | 2010-05-02 21:36 | ・イタリアの芸術 | Trackback | Comments(4)