イタリアオペラ翻訳家 とよしま よう のブログです。


by aula magna
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イタリア人の陽気さ

イタリア人の誇りは、いかに楽しい人生をおくっているかです。
忙しく仕事をして一生懸命生きているというのは彼らの自慢にはなりません。
悪いことはなるべく見せず、楽しいことだけをみせているので、呑気で心配のない明るい
生活をしているように見えても不思議ではないのですが、彼らの深層部には、弱者としての
おおいなる「不安、心配、恐怖」があるからこそ、明るく能動的にしなければ生きられないの
です。そして無条件に陽気であるわけではなく、寂しいからこそ相手の心のうちを知り、人と
繋がって生き抜こうとする知恵としての快活さなのです。
日本でも、とても明るく楽しそうに生活していると見える人が、本当は大変辛い問題や
孤独を抱えていることも少なくないように感じるこの頃です。

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by aula-magna | 2009-10-31 11:27 | ・イタリアのこと | Trackback | Comments(2)
イタリア人は散歩をしたり、ゆっくりとウインドーショッピングをしたりするのがたいへん
好きです。実際イタリアの町を歩くと、文化財であるとないとにかかわらず、広場や通りの
至る所に市民が大切に育んできた文化を感じ、その美しさが心を豊かにさせてくれます。
海外から戻り、バスや電車で成田から都心へ入って来ると町並みの安っぽさにがっかり
するのは私だけでないように思います。それは住む人間を考えず、経済的なその場の
都合で町が作られてしまっているからなのです。手軽で安物の文化の中にいると本当に
良いものが見えなくなり心もすさんできます。
「落ちこぼれ」「お宅」などという表現は、何かをじっくり考えて取り組んだり、その人らしく
あろうとするのを否定する思慮のない言葉です。時間をかけて丁寧に作り心を込めた
ものは、人の気持ちを動かす事ができます。
日本も文化を大切にして、見て歩く楽しみ、住む楽しみに溢れた美しい町になることを
願っています。
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by aula-magna | 2009-10-25 18:31 | ・イタリアのこと | Trackback | Comments(0)
直訳すれば「リハーサルの場」ですが、自分を試すためのチャンスをも指します。
最初から完全なものを目指そうとしても、そんなものは存在しませんから、
この「il banco di prova」が本番であり、試験台ともなり、こういった機会を
数多く重ねることで、自分を磨き力を付けてゆくのです。
次の仕事は「ottimo banco di prova:自分を試す最高の機会」などというように
表現します。
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by aula-magna | 2009-10-16 10:30 | ・イタリア語コラム | Trackback | Comments(13)

人生を二度生きる!

再び、ローマの詩人マルティアリス Marcus Valerius Martialis
(40年頃~104年頃)の言葉です。
「過ぎ去りたる生活を愉しめるは、人生を二度生きることなり。」

後悔するのではなく、過去の経験、失敗や成功があってこそ今の
自分があると思えば、積極的に心豊かに生きてゆけそうです。

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by aula-magna | 2009-10-06 00:25 | ・イタリア語コラム | Trackback | Comments(0)