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イタリアオペラ翻訳家 とよしま 洋 のブログです。


by aula magna
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綿雲を見かけたら春の到来!

各地で雪が降り積もるにもかかわらず、晴れ渡った雲ひとつ無い横浜の空を見上げながら、
気象キャスター倉嶋厚さんの書いておられた「子規と四季の雲」の一文を思い出している。

“正岡子規(1867~1902)は短文『雲』で「雲好きと菓子好きと集まって一日話して見たい」といい。
「春雲は絮(わた)の如く、夏雲は岩の如く、冬雲は鉛の如く、晨雲(あさくも)は流るる如く、
午雲(ひるくも)は湧くが如く、暮雲は焼くが如し」と記している。

綿雲を見かけたら春の到来!_f0172744_16184578.jpg
綿雲

すべての雲は十種の基本形のどれかに当てはまる。その十種の雲形のすべてが四季を通じて
現れるから、特定の季節を代表する雲はないといえる。が、春の空に見る綿(絮)のような積雲は、
大地が暖まり対流が起こり始めたことを示し
、夏空の岩のような積乱雲は(入道雲、雷雲)は
太陽のエネルギーそのものであり、秋空高く流れる砂のような巻積雲は、巻雲、高積雲と共に、
太陽の衰えと、真夏には日本の北に移っていた偏西風ジェット気流の日本への帰還を示し、
冬空低く垂れこめる層積雲や乱層雲は大地が冷え切ったことを感じさせる。" 
                                  倉嶋厚「お天気歳時記」より
【十種雲基本形】
巻雲:すじ雲
巻積雲:うろこ雲・いわし雲・さば雲
巻層雲:うす雲
高積雲:ひつじ雲
高層雲:おぼろ雲
乱層雲:あま雲・ゆき雲
層積雲:うね雲・くもり雲
層雲:きり雲
積雲:わた雲
積乱雲:にゅうどう雲・かみなり雲

光の春」こちらも読んでくださいね!
by aula-magna | 2016-01-25 16:22 | ・日記 | Trackback | Comments(0)